昨今の目覚ましいIT機器の発達により仕事においてパソコン無しで行うことが難しくなってきました。しかし、IT機器の発展についていけない方も多くいるのではないでしょうか。
本来であれば触らずに済むなら触らずにいきたい、でも仕事柄エクセルの技術が必要だ…。そんな方々は、まずは基礎をしっかりと理解する必要があります。
楽譜が読めないままピアノを弾こうとしても上手くいかないのと同じで、エクセルも基本を押さえておくことが大切です。
そこで本記事ではエクセルの超基礎知識をご紹介したいと思います。エクセルは想像しているよりも簡単に扱えますよ!
エクセル画面の基本的な情報

エクセルには関数やマクロなどありますが、まずは基本中の基本、エクセル画面の説明を行いたいと思います。
ただし、細かくすべてのボタンについて触れたりすることは今はしません。これからエクセルを学び始めるあなたは全てを一気に覚える必要はありません!
私もエクセルは社会人になってから独学で学び始めました。同じように独学で学ぶあなたに役立つ部分だけを抽出してお伝えしますね!
ではまず今後の学習において、少なくともこれだけは知っておくべき名称が一つだけあります。それが『セル』と呼ばれる部分です。次の画像をご覧ください。

『セル』とは画像でいう緑枠や赤枠の箇所を指します。エクセルで作業をする際にはセルに、文字や関数を入力していきます。
続いて、セルで覚えておいてほしいことが、それぞれに住所があるということです。例えば、画像の緑の枠線で囲われている部分は「A1」になります。赤い枠線で囲われている部分は「C4」となります。
住所の考え方で必要なのが、画面上部にあるアルファベットと画面左部にある数字。この二つを組み合わせて出来上がるものと覚えておいてください。
住所が重要なのは、今後エクセルを使っていくのに住所を使用して関数をつくるからです。そのため、大変重要な部分になりますので覚えておいてくださいね。
セルに入力する情報は”文字列”と”数値”
ここでは、セルに入力する情報の種類について説明していきます。ここも、独学で学ぶ上で押さえておくべき重要なポイントになります。
なぜ、セルに入力する情報の種類が大切なのかというと、関数を使用していくときに種類が分かっていないと正しい結果を出せないからです。
「文字なのか数字なのかの違いでしょ?」って思って飛ばさずに、目を通していってくださいね。

画像に、文字列、数値など何か所か入力したものを用意しました。用意したデータがそれぞれ”文字列”か”数値”かお判りでしょうか?
まず答えを先にお伝えしますとはB2、B3、B4、C2セルの情報はすべて”文字列”、C3、C4セルの情報はすべて”数値”となります。
「文字が入っていれば文字列」・「数字だけであれば数値」・・・というわけではないのです。
文字が入っていれば”文字列”、数字だけであれば”数値”と思っていたらB4セルは”数値”となるはずです。ここからが大変重要となります。
B4セルは数字しか入っていないにもかかわらず、文字列の扱いになります。見極め方としては、
- セルの左側に数字が寄っている
- 表示形式が「文字列」になっている
主な見分け方が以上二つとなります。1つのめの左側に数字が寄っているのはすぐに分かりますね。2つめの表示形式についてですが、下の画像を参考に位置をご確認ください。

エクセルで計算したかったのに、上手いこと数字が表示されない!!という場合は”文字列”が悪さをしている可能性があります。
独学で学んでいると、問題にぶつかったときに自分で解決しなければなりません。今後エクセルを触っていくうえで、思った通りに動かなかった時のチェックポイントとなります。是非覚えておいてくださいね!
エクセルの基礎をしっかりと押さえておこう
今回の記事ではエクセルの基礎中の基礎をご紹介しました。まだ操作方法については何も触れていませんが、基本を押さえることで今後のエクセルへの理解度がグンと変わってきます。
私もはじめは基本をなんとなく、で済ませてエクセルの関数を利用していました。すると、自分の気づかないところで数値が文字列に代わっていて計算が狂い、仕事に影響を与える結果になったことがあります。
エクセルは便利ですが、きちんと理解したうえで使っていかないと思わぬ事態を招きます。私のような失敗をしないためにも、セルについて・セルの情報の種類について自分なりに整理して理解を深めてくださいね。
そうすることで今後の難しい関数が出てきても対応することができ、仕事の効率アップに役立てることでしょう!
最後までお読みいただきありがとうございました🌷
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