元人事総務が教える！人事のお仕事内容

　就職活動、転職活動中で事務職を目指す方は多くいらっしゃいますよね。　事務職と一口にいえど、貿易事務や営業事務、経理、総務、人事…細かく分けると様々な種類が。

　その中でも「人事に入って社員教育に携わりたい」や「総務で社員を支えて働きたい」という気持ちをお持ちじゃないですか？

　ただ、そうは言ってもリアルな仕事内容はあまり知らないことも…。私も働くまでは人事や総務の仕事については全然分からず、実際働くと想像と異なっていた部分もありました！

　そこで、本記事は『人事として働きたい』と考えている方の参考になれるように、実際に働いて得た経験と知識を元に仕事内容をご紹介していきたいと思います！

人事担当はどんな仕事をするの？

　まずは、人事のお仕事についてざっくりとご紹介。

　※ただし、必ずしも「人事」と付く職種だからと言って必ず下記内容とは限りません。「私が働いた人事総務ではこうだったよ」という１つの実体験として受け取ってください。

1. 求人活動
   • 人事といえば最もポピュラーな仕事が求人活動ではないでしょうか。就職活動・転職活動をされている方にとっては最も見えやすい部分ですよね。
     大学の学内企業説明会に参加することが多く、学生と歳が近い人間が担当していたため入社2年目には携わることが出来ました。
     
2. 採用試験
   • 求人活動とセットで採用試験も人事が担当します。オリジナルのテストを作成して採点まで担当したりするパターンと、テスト業者に委託してしまうパターンなどあります。
     よくある性格診断テストは独自では作れないので業者に委託していました。
     
3. 教育研修
   • 新入社員研修を計画して運営したりするのも人事が担当します。会社によっては社員がスキルアップするための研修を用意していたりするため、そういった研修にも携わったりします。
     研修の担当者は10年目の社員の方でしたが、書類や道具の準備などの手伝いは1年目から携わっていました。
     
4. 評価査定
   • これはいわゆるボーナスに関わる部分の評価査定です。立場が上がると昇給に関わる試験の運営や面接官など担当したりすることがあります。しかし、私の会社では「評価査定をしたい！」って思って入社しても10年以上働かないと出来ない仕事でした。
     

　　人事の仕事に関しては以上４つをあげました。細かく見ていくともっと多くの仕事がありますが、人事担当としてメインに携わるのはこの辺りになります。

　メインで携わる仕事内容は大体皆さんの認識と大きく相違はないかと思います。そこで次に人事担当がしていた仕事で、目に見えない部分をご紹介したいと思います。

人事担当がする仕事で目に見えない部分　

　求人活動や採用試験などが人事担当にとって表の仕事、華のある仕事にあたります。それと同時に、実際に働いてみないとあまり認識されない裏のお仕事も存在します。

　次は裏のお仕事についてあげてみましょう。

1. 履歴書の整理
2. 採用説明会の準備
3. 研修備品のチェック
4. 評価内容のデータ入力

　今回も４つ挙げてみました。目を通してすぐお分かりになった方もいるかもしれませんが、これらのお仕事は全て先ほど挙げた４つの中のいわゆる雑務にあたる部分になります。

　なぜ雑務の部分を取り上げたのかというと、実際に働いていくにあたって華のある仕事よりも裏方の仕事が大部分を占めてくるからです。

　つまり、リアルな仕事内容をイメージするには雑務の部分も把握しておく必要があるのです。そういった裏方の仕事まで知っていれば、想像していた仕事と違った…！なんてことは防ぐことができます。

　名前順に書類を整理したり、面接官の人数分コピーを取る、不足している備品を買うなどのお仕事を自分でする姿を想像してみてください。

　「うわぁ、嫌だ」ってなってしまうのであれば、人事担当がする表の仕事にフォーカスを当てすぎているかもしれいません。

人事担当のお仕事は裏方仕事もしっかりある

　人事担当がする表の仕事と裏の仕事をそれぞれご紹介してきました。今回紹介した内容はもちろんごくごく一部となります。あくまでも一例として認識しておいてください。

　人事担当になりたい！と憧れる方は採用活動や社員研修などに携わりたいと考えている方も多いのではないのでしょうか。もちろん携わることができますが、その中でも大きく占めてくるのが裏方の仕事。

　「こんな仕事だとは思わなかった」と就職後にミスマッチが起きないように是非しっかりと裏方仕事についても認識していってみてください。

最後までお読みいただきありがとうざごいました🌷